ウサギをじっくりととみたことはありますか?
長い耳にふかふかな被毛、短いしっぽなどの特徴がありますよね。
なぜ、そんな作りになているか気になった方は、ぜひ、読み進めて見てください。
ウサギの体の基本的な特徴を紹介していきます。
ウサギの体の部分を4つに分けて紹介します。
- 顔の部分
- 体の部分
- 骨格
- 生殖器
それぞれ詳しく説明していきますね。
ウサギの顔の部分の特徴
目
ウサギの目はくりくりとした大きな目が特徴ですよね。
その目にどんな機能があるのでしょうか。
ウサギの目は草食動物のの特徴である顔の両面にあります。
両目でほぼ360度見わたすことができるようになっています。
夜行性の動物のため薄暗くても活動できるように夜でも見やすい目の作りとなっています。
そのため、昼間や近くのものは見えにくいため、ひげや鼻などのほかの機能で補っています。
ウサギが昼間によって来なくても目が見えにくいこともあるので心配しないで下さいね。
鼻
ウサギの鼻は1分間に120回もひくひく動いているのが特徴です。
人間より優れた嗅覚を持っており、敵や仲間のにおいをかぎ分けることができます。
人間がいいにおいと感じるにおいは、ウサギにとっては強すぎる場合が多いです。
慣れない強い匂いはウサギにとってストレスが大きいため香水などの匂いには注意しましょう。
耳
ウサギの耳は、他のペットより長いことが特徴ですよね。
それはウサギにとって音は大切だからです。
遠くの音や小さな音もキャッチできるような作りになっているのですよ。
さらに、耳の内側には細かい血管が通っており体温調節の役割も果たしています。
ウサギは、耳を左右別々に動かすことができ、音の出る方向へ向けることができます。
警戒心が強い動物の特徴ですよね。
人間と生活するときは、大きな音を出すとびっくりしてしまうため、リラックスしている時や寝ている時には大きな音を出さないように注意してあげましょう。
口・歯
ウサギの味覚は、敏感で数千種類の味を判別できるといわれています。
また、食べ物に対して頑固な面もあるため初めて食べるものには、拒否感をあらわすこともあります。
ウサギは、味は判断できますがそれは食べてもいいものか悪いものかは判断できません。
飼い主さんが判断してウサギに食べさせてあげましょう。
ウサギの歯は28本あります。
ウサギの歯の特徴として、ずっと伸び続けます。
野性では草をすりつぶすことにより歯の伸びを抑えていました。
歯が伸びすぎると、食事ができなくなったりするため管理が必要です。
ひげ
ウサギの目を補うためにひげはおおきな役割があります。
暗闇の中でも大きさや距離を測ったり、食べ物を判断したりできるようになっています。
また、口の上の毛は触覚もあり、敏感な特徴があります。
あまり触られると嫌がるウサギもいますので、食べ物がついたときは軽くふいてあげてくださいね。
ウサギの体の特徴
被毛(毛)
ウサギの被毛には2種類あります。
皮膚を覆っている柔らかな毛をアンダーコート
アンダーコートを覆うように生えている長い毛をガードヘアー
被毛の長いウサギは、被毛が絡まりやすく皮膚の病気になりやすいことが特徴です。
ウサギは自分で毛づくろいをしますが、首やおしりなど届かない場所もあります。
また、ウサギは体を撫でてもらうことが大好きな動物です。
毛づくろいをしっかりとしてあげましょう。
しっぽ
ウサギのしっぽは短く良く振っているのが特徴ですよね。
しっぽの毛は、ウサギの種類にかかわらず白色をしています。
求愛の目印や敵の目をしっぽに集中させるように目立つ色をしています。
ウサギは感情をあらわすときにしっぽを振る行動が良くみられます。
行動の意味は、興奮していたりうれしい時に多いようですよ。
足
ウサギの前足の指は5本、後ろ足の指は4本となっています。
前足は、穴を掘りに最適ながっしりと太くて短いことが特徴です。
後ろ脚は、体に対して大きく走ったりジャンプをするときに便利なようになっています。
犬や猫のように、肉球はなく足の裏には毛がびっしりと生えています。
フローリングでは、滑りやすいのでマットなどを引いてあげると安心しますよ。
ウサギの内臓の特徴
ウサギのああ草食動物のため、胃や腸などの消化器系が内臓の大部分を占め発達していることが特徴です。
反対に、心臓や肺は小さめとなっています。
ウサギは、敵から逃げるときに走りますが長距離を走るのは苦手です。
ペットとしても毎日の散歩が必要なく、室内での運動で十分な理由です。
ウサギの骨の特徴
ウサギの骨は犬や猫と比べると体との割合が低く、軽いことが特徴です。
がっしりとした体形のウサギでも同様です。
そのため、ジャンプしたり高いところから落ちると骨折しやすいため注意が必要です。
さらに、背骨が人間と異なり曲線を描いていることから体を伸ばしての抱っこを嫌がります。
飼い始めたときから、抱っこをしつけると嫌がらず抱っこをさせてくれるようになりますよ。
うさぎの生殖器
ウサギは幼いほどオス化メス化の判別がつきません。
生後8か月ごろになると制食事も発達して繁殖できるようになりますのではっきりとしてくるでしょう。
オスとメスの見分け方は、制食事の周囲を広げてみてください。
オスは、筒形の生殖器が見え、メスは、肛門の近くにあります。
睾丸は、成長とともにはっきりと出てくるので、見分けがつきやすくなってきます。
ウサギの子宮は左右に2つあり、妊娠中にも新たに妊娠する「重複妊娠」をすることがあります。
まとめ
ウサギの体の特徴はどうでしたか?
見た目から分かることと、そうだったんだという発見もありました。
ウサギを迎える前に知っておくことで、いざというときにとても便利ですよ。