現在、ウサギは150種類登録されています。
ウサギと言っても、様々な姿があり例えば毛が長い種類、小さい種類と特徴が分かれていますが、大きな分類があるって知っていましたか?
ウサギは同じように見えて、種類がさまざまです。
どの様なウサギを飼ってみたいか参考にしてくださいね。
どういった分類で分かれているのでしょうか。
全ての登録されているウサギは、体の形で種類がわけられています。
大きく5つのタイプに分けられており、それぞれに目的に合わせた品種改良の結果だと分かります。
- セミアーチタイプ
- コンパクトタイプ
- コマーシャルタイプ
- シリンドリカルタイプ
- フルアーチタイプ
それぞれの歴史と一緒に説明しますね。
ウサギはなぜ品種改良されたのか?
ウサギはローマ時代から家畜として飼われてきました。
目的としては、食用肉や毛皮などに使われるためです。
食肉用のウサギは、体が大きく飼育しやすいような穏やかな品種に。
毛皮用は、毛が軟らかく美しい色が必要となります。
品種改良が進むにつ入れて、ペットとしても人気が出てきたことから、人間と暮らしやすいように小型へと品種改良が進んできました。
それが現在人気のある小型種、ネザーランドドワーフ・ホーランドロップ・カンファジーロップなどが作られました。
本種改良には高い技術と長い時間が必要です。
長い間ウサギは、人間に必要とされてきたことが分かりますね。
ウサギのタイプ1:セミアーチタイプ
セミアーチタイプは、大型のウサギが多く、食肉用や毛皮用に改良された種類です。
大きな体となるように品種改良されてきました。
肩よりおしり部分が大きく、マンドリンを伏せた形に似ており、マンドリンタイプともいわれています。
セミアーチタイプ特徴
体の胴体が長く、方からおしりにかけてアーチを描くようになっています。
体の一番高い位置はおしりで、上から見ると肩から後ろ半身にかけて一部細くなっている部分があります。
耳は体と同じく大きい特徴があります。
食肉用に作られている品種のため、多頭飼いができるように穏やかで人懐っこい性格のウサギが多い種類です。
体長は大きくて60cm、体重は5~7㎏になることもあります。
家で飼うためには、広いスペースや広いゲージが必要になりますよ。
セミアーチタイプの品種は
アメリカン
ベファレン
イングリッシュロップ
フレミッシュジャイアント
ウサギのタイプ2:コンパクトタイプ
体が小さく、体重も軽いコンパクトタイプです。
大きくなっても1~2kg程度とペットとして適した種類です。
コンパクトタイプの特徴
体長が短く、体重も軽い品種です。
ペットとして飼うことを目的として作られたため、歴史としては新しい。
肩と腰を比べると肩の方が高く、体を起こしているように見えます。
比較的新しい種類であり、野生の「アナウサギ」の性格を引き継いでることから臆病でなつきにくいなどもあります。
しかし、価家で飼う場合は体が小さく、狭い場所でも飼うことができるため任意のある種類です。
コンパクトタイプの品種は
イングリッシュアンゴラ
スタンダードチンチラ
ネザーランドドワーフ
などの小型種があげられます。
ウサギのタイプ3:コマーシャルタイプ
中型から大型の種類で、食用や毛皮用として改良された品種です。
セミアーチタイプより、一回り小さく長さも短いことが特徴です。
コマーシャルタイプの特徴
体長は、大型種類よりは短く体の長さと高さが同じくらいと言われています。
体の高さは、方からおしりにかけてなだらかに上がっていき、おしり近くが一番高い場所となります。
食肉用に改良された種類のため、がっちりとした体つきです。
また、性格は穏やかで飼いやすい特徴があります。
コマーシャルタイプの品種は
フレンチアンゴラ
カリフォルニア
レッキス
など、中型の品種があります。
ウサギのタイプ4:シリンドリカルタイプ
ヒマラヤンのみがふくまれます。
体が丸太のように円柱型となっていることが特徴です。
シリンドリカルタイプの特徴
ヒマラヤンという種類のみです。
ヒマラヤンはほかの品種とは違い、品種改良などの人間の手が入っていない原種です。
ほかのタイプには見られない、肩や胴体がまっすぐとした姿で全体的に円柱形になっています。
被毛も短く柔らかいもので、白い体に、鼻と耳と足に濃い色がついています。
体長と体重は、中型のウサギの平均であり性格は、抱っこが好きな甘えん坊さんが多いといわれています。
シリンドリカルタイプの品種
ヒマラヤン
ウサギのタイプ5:フルアーチタイプ
フルアーチタイプは、ショーなどを行うウサギが多く、動きが活発な種類です。
体がなだらかでアーチを書いているような姿から命名されました。
フルアーチタイプの特徴
首の付け根から、しっぽまできれいなアーチを描くような曲線になっています。
ほとんどの品種が体の幅より、高さが高くなっています。
走るのが得意で、引き締まったスマートな体形をしています。
性格は、ショーなどで活躍することも多く、賢い性格のウサギが多いです。
しかし、動きが激しいため子供と一緒に過ごす場合は注意が必要です。
フルアーチタイプの品種
ベルジアンヘア
チェッカードジャイアント
イングリッシュポット
まとめ
ウサギの体形での特徴や品種を紹介しました。
ウサギは、人間にとって身近な動物で親しまれてきたことが分かりますね。
保育園や小学校などでもよく飼われていて親しみもある方も多いのではないでしょうか。
今回は、すべての種類をざっくりと体形で分けたものを紹介しました。
ウサギは体形で分けると5種類に分類されます。
- セミアーチタイプ
- コンパクトタイプ
- コマーシャルタイプ
- シリンドリカルタイプ
- フルアーチタイプ
ウサギを選ぶときに参考にしてくださいね。