ウサギは、見た目としぐさのかわいさから甘やかしていると困った行動をとることがあります。
一緒に生活するためには、ある程度のしつけは重要ですよね。
ウサギのしつけは、生活に慣れたころから始めるのがいいでしょう。
なれていなときは起こって怖がらせてしまうと今後のなつき方にも影響してきます。
ウサギの本能からくる行動はなかなかやめさせることは難しいため、おおらかに見てやってくださいね。
困った行動を直すポイントは?
ウサギが問題行動を起こすときは必ず理由があります。
むやみに叱ると、ウサギも頑固になり聞いてくれなくなってしまいます。
そうなるとウサギも飼い主さんもストレスを抱えてしまうことになります。
ポイントは4つあります。
- 原因を突き止める
- 原因をとるのぞける場合はできるだけ取り除く
- むやみに叱らない
- 根気強く、気長に教える
ウサギを叱ることは簡単ですが、叱りすぎることも問題です。
ウサギの問題行動とその対処方法を紹介しますので、初めにウサギを理解してあげるところから始めてみませんか?
ウサギの行動① 物をかじる
うさぎの本能として、ものをかじる行動があります。
電気コードや、家具など危険なものをかじってしまい、困った飼い主さんも多いのではないでしょうか。
物をかじることはウサギのストレスの発散になるため、止めることは体調を悪くする原因にもなります。
対処法としては、かじり木などのかじっていいものを置きましょう。
また、猫用の忌避剤(きひざい)をかけるとかじらなくなるウサギもいますよ。
ウサギの好みもありますので、いろいろなおもちゃを試してみるのもいいでしょう。
ウサギの困った行動② ゲージをかじる
ゲージをかじるのはウサギにとって退屈しのぎや、出してほしい、遊んでほしいなどが考えられます。
しかし、毎回ゲージから出すとそれを覚えてしまい、飼い主がいるときにずっとかじってしまうことがあります。
ゲージは金属性であるためウサギの歯を痛めてしまう場合もあるため、無視をして「かじっても無駄」と覚えさせるようにするといいでしょう。
かじっていないときにゲージから出して遊んであげてくださいね。
また、気になる方は、ゲージの内側に木を張り付けるといいでしょう。
ウサギの困った行動③ 食器を投げる
ウサギはご飯が足りないときに、「もっとちょうだい」とおねだりするときに食器をかじってひっくり返す行動をとるときがあります。
また、機嫌が悪いもする場合があります。
ウサギのおねだりにこたえてあげると、毎回同じことを繰り返すため何も反応せず無視をするといいでしょう。
また、一緒に遊んであげたり、気を紛らわす方法も有効です。
ウサギの困った行動④ 胸の毛を抜く
ウサギが胸の毛を抜くときは、子育てのための巣を作っている場合があります。
胸の毛は柔らかく、赤ちゃんを温めるのにちょうどいいのです。
しかし、この行動をとっているからと言ってすべてが妊娠しているわけではありません。
やめさせようとせず、様子を見てあげましょう。
ウサギの困った行動⑤ おしっこをまき散らす
この行動は去勢をしていないオスに見られる「スプレー行動」というものです。
家具や壁などにまき散らし、部屋ににおいが付くためやめさせたい行動ですよね。
この行動をやめさせるのは去勢をするしかありません。
虚勢をするとほとんどのウサギがスプレー行動をしなくなります。
しかし、たまにいたずらですることがありますが、かまってほしい行動であり、無視することがいいでしょう。
ウサギの困った行動⑥ 飼い主をかむ
ウサギは、人をかんだりする行動はしない動物です。
しかし、縄張り意識が強いうさぎは、飼い主がゲージに手を入れると縄張りに入られたとして怒ってかむこともあります。
また、かむことで欲求が通じてしまうと自分の欲求を通そうと、かむ癖がつくこともあります。
対処法は、飼い主の方が上位に立っていることをわからせることが必要です。
- グルーミングやえさをねだられても、応えない
- 足を踏み鳴らしたり、怒った行動をとったときは、より大きな音を出して怒っていることを伝える
- かまれても動じない
常に飼い主が上位にいるということを教えるとかまなくなるでしょう。
まとめ
ウサギの困った行動を6種類紹介しました。
人と共同生活をするためには、ある程度のルールが必要です。
困った行動にはウサギの本能や性格など様々な原因があります。
その原因を取り除くことが困った行動をやめさせる最短の対策になります。
ウサギに嫌われると思って、厳しくできていない方もいるのではないでしょうか?
ぜひ、この記事を参考にしてみてくださいね。
ウサギはしぐさもかわいい動物で、手がかからないためペットとしては人気が出てきている動物です。
しっかりと愛情をもって接してあげて、ウサギとの生活を楽しみましょうね。